18〜19世紀 スウェーデン製 ヨーロッパブナのターンドウッドプレート (約20-21cm)
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スウェーデンより届いた、18〜19世紀頃のヨーロッパブナ(ビーチ材)の古い木製プレートです。長い年月を経て生じた木の割れや歪みが、アンティーク特有の枯れた趣を感じさせる、非常に雰囲気のある一枚です。
スウェーデンの民衆文化「アルモーゲ」の記憶
18〜19世紀のスウェーデンでは、「アルモーゲ(Allmoge)」と呼ばれる、自然素材を活かした独自の農民・民衆文化が深く根付いていました。長く厳しい冬の農閑期、人々は自ら足踏み式のろくろ(旋盤)を回して木を挽き、日々の暮らしに欠かせない器や道具を製作していました。このプレートもまた、当時の名もなき作り手の手によって削り出された、素朴で力強い生活道具の一つです。
用の美を体現するヨーロッパブナ材
当時の木製プレートにヨーロッパブナが多く用いられたのには、実用的な理由がありました。密度が高く非常に硬質なブナ材は、刃物を当ててもささくれ立ちにくく丈夫です。さらに、木自体に特有の匂いや味がなく食材の風味を損なわないため、毎日の食卓を支えるうつわとして最も理想的な素材でした。
時を刻んだ自然な割れ(クラック)と歪み
盤面から縁にかけて、経年の乾燥と収縮による真っ直ぐな割れが入っています。裏面にもしっかりと確認できるダメージですが、古い木材が生きている証拠でもあり、この器が持つ唯一無二の景色として確かな存在感を放っています。また、長い時間をかけて木が動いたことで全体に緩やかな歪みが生じており、平らな場所に置いた際に僅かに浮き(ガタつき)が見受けられます。整いすぎていない有機的なシルエットに、自然素材の温もりが宿っています。
使い込まれた素朴な表情
盤面には、かつての実用を如実に物語る無数の細かなカトラリー跡や、小さな虫食い跡のような窪みが散見されます。何世代にもわたり、家族の食卓でパンや塩漬け肉などが切り分けられてきた確かな痕跡です。全体的に少しグレーがかったような落ち着いた退色があり、シャビーシックな空間に静かに馴染む色合いへと美しく育っています。
【基本情報】
生産国: スウェーデン
年代: 18〜19世紀頃(推定)
素材: ヨーロッパブナ(ビーチ材)
サイズ: 直径 約20〜21cm
おすすめの用途
底面に多少のガタつきがあるため、食器としての実用よりも、お気に入りのアクセサリーやドライフラワーを乗せるディスプレイトレイとして、あるいは静物画のように立て掛けて飾る用途に大変おすすめです。
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レビュー
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