18世紀 スウェーデン製 ビーチ材のターンドウッドプレート (約18.4cm)
¥18,000
SOLD OUT
スウェーデンより買い付けた、18世紀頃のものと推測されるビーチ材(ヨーロパブナ材)の古い木製プレートです。長い年月を経て育まれた枯れた木の質感と、日々の暮らしの中で刻まれた無数の傷跡が、アンティークならではの唯一無二の存在感を放っています。
スウェーデンの「アルモゲ(Allmoge)」文化と木製品
18世紀当時のスウェーデン農村部では、金属器や陶磁器、ガラス製品は大変高価で富裕層に限られた贅沢品でした. そのため、農民や一般の人々の暮らしにおいては、身近な森林資源である木材を使って自ら作り出した木製食器や道具(アルモゲ / Allmoge:民俗工芸・農民芸術)が生活の中心を担っていました. 木製の食器は軽くて丈夫であり、温かみのある手触りと静かな使い心地(カトラリーが当たっても大きな音がしないこと)から 、何世代にもわたって家族の食卓で愛用されてきました。工業化や大量生産が進む前の時代、一つひとつ手作業で作られたこうした木工品は、日用品であると同時に人々の生活に彩りを添える手仕事の美そのものでした.
手作業と足踏みろくろ(スプリングポールラクロ)
このプレートは、現代のような電動ろくろや機械加工ではなく、当時伝統的に用いられていた「スプリングポールラクロ(Spring Pole Lathe / 足踏み式の木工ろくろ)」等の人力道具や手工具を駆使して削り出されたものです.
生木の加工と手工具の技術: 木材が乾燥して硬くなる前に、斧やフックツール(かぎ状の手工具)等を用いてかたちを整え、足の踏み込みによる回転(交互運動)に合わせて手作業で挽いていきます.
素材の特徴(ビーチ材): ビーチ材(ヨーロパブナ)は密度が高く滑らかで、緻密な木肌を持つため、日常の食器や道具作りに適した素材として重宝されていました。
手仕事が生む歪みと風合い: ろくろ挽きを終えた後に木材が長年かけて徐々に乾燥・収縮することで、完璧な真円ではないわずかな歪みや独自の輪郭が生まれます。これが一点物としての豊かな表情を作り出しています。
商品の特徴とコンディション
素朴で美しいフォルム正面や横からの全体像をご覧いただくとわかるように、ろくろ挽き(ターンドウッド)によって削り出されたシンプルながらも洗練された縁の立ち上がりが特徴です。長年の乾燥と収縮による僅かな歪みが、手仕事の温もりをさらに引き立てています。歴史を物語るカトラリー跡
盤面の接写画像で確認できるように、表面には実際に食事で使われてきたであろう無数のナイフ傷跡がびっしりと刻まれています 。経年変化による深い色合い(パティナ)と相まって 、古い木材だけが持つ美しい景色を作り出しています。 裏面に刻まれたイニシャル底面の画像には、過去の所有者のものと思われる「d V K」というイニシャルが力強く手彫りされています。また、美術館や過去のコレクションの管理番号のような古い印字も残っており、このプレートが数世紀にわたり大切に受け継がれてきたストーリーを感じさせます。
【基本情報】
生産国: スウェーデン
年代: 18世紀頃(推定)
素材: ビーチ材(ヨーロパブナ材)サイズ: 直径 約18.4cmそのまま立て掛けて静物画のような空間を演出したり、鍵やアクセサリーを置くトレイとして、あるいはドライフラワーや古い紙片を飾るベースとしても素晴らしい雰囲気を添えてくれる希少なアンティークピースです。
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(9)
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