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【北欧アンティーク】スウェーデン 18-19世紀 轆轤挽き木製皿

¥32,000 税込

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スウェーデンの豊かな自然の中で育まれ、長い歴史を静かに見守ってきた素朴な木工品をご紹介します。こちらは18世紀から19世紀にかけて、北欧の家庭で日々の暮らしに寄り添ってきた、アンティークの木製皿です。
伝統の技と素材の魅力 この皿は、当時の熟練の職人が、木材から丁寧に轆轤を用いて挽き上げた逸品です。機械にはない、手仕事ならではの温かみ と、木材が持つ自然な木目や表情が最大限に活かされています。素材としては、当時の木製皿や箱に広く用いられた、ヨーロパブナ材が考えられます。ヨーロパブナは密度が高く丈夫で、食材の風味を損なわない特性を持つため、古くから食器や容器の材料として重宝されました。
暮らしに深く根差した歴史と背景 木製の皿やボウルは、18世紀頃からスウェーデンの農民の間で一般的になった日常の道具です 。特にスウェーデン南西部のセーハラッドスビーグデン地方(Sjuhäradsbygden)は、古くから木工品の製造が盛んな地域でした。この地域の農民兼行商人「skålaknallarna(スコーラカナラルナ)」は、17世紀から19世紀半ばにかけて、挽き物の皿や箱などを大量に製造し、スウェーデン各地や近隣国に運んで販売することで、これらの木製食器を広く普及させました。記録によると、1771年だけで78,030枚もの木製皿が運ばれたとされます。
当時の農家では、19世紀後半まで お粥,や汁物などの普段の食事を、大きな共同の鉢から家族や共同体で直接食べる習慣が一般的でした。個人の皿は所有していても、日常的には使われず、特別な機会(gillen)にのみ使用されることもありました。
この皿のサイズ、直径約24cmから24.5cmは、当時の一般的な個人の木製皿の直径(19-20cm)よりもやや大きく、盛り付け用の平皿(約28cm)に近いサイズです。これは、単なる個人の食事用としてだけでなく、家族や客人との食事の際に料理を盛り付けたり、あるいはより大きな 共同の鉢を補完する取り皿としてなど、当時の多様な食習慣の中で実用的な器として、人々の営みを見守ってきた歴史を物語っています。
年月を物語る風合いとパティナ この皿は長い年月を経て、使い込まれた道具だけが持つ独特の深い色合いと風合い、そしてパティナ(古艶)を纏っています。表面には、長年の使用による細かな傷や擦れ、シミ、摩耗が見られますが、それこそが本物のアンティークである証であり、唯一無二の魅力となっています。現代の基準では「良い状態」に分類される、アンティークとして自然な状態です。均一でない木目や、手挽きによるわずかな歪みも、工業製品にはない手仕事ならではの素朴な美しさを引き立てています。
現代の空間に新たな物語を 北欧の素朴な民藝品として、現代の空間に温かみを添えるディスプレイに。お気に入りの雑貨を飾るトレーとしても素敵です。一枚の皿に深く刻まれた、過ぎ去りし時代の暮らしの物語を感じて、あなたの日常に新たな彩りを加えてみませんか。

• 国: スウェーデン
• 年代: 18-19世紀
• サイズ: 約 直径24cm~24.5cm
• 素材: 木製(ヨーロパブナ材)
• 状態: 経年による傷、シミ、摩耗、木材の自然な収縮による歪みなどが見られますが、アンティークならではの風合いとしてお楽しみいただけます。

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