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大江戸骨董市出店
4月27日(日)09:00-15:00
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19世紀のスウェーデンより届いた、少し変わった、しかし非常に魅力的な木箱をご紹介します。北欧の伝統的な木工技術が組み合わさった、他に類を見ない一品です。
歴史と技術の融合
この木箱の下の部分は、古くから伝わる足踏み轆轤(ろくろ)によって作られた、見事な円形の旋盤細工です。対照的に、蓋の部分はスウェーデンに古くから伝わる伝統技術である「スウェープアスク(Svepask)」の技法(ベントウッド、曲げ木)を用いて作られています。
スウェープアスクの技法とは、薄く割いた木材を、温水で柔らかくしたり蒸したり(Basning - バスニング)して 柔軟な状態にし、円形や楕円形に曲げ加工するものです。その両端を重ね合わせ、根の繊維や木の釘などで固定して容器の胴体や蓋を作ります。スウェープアスクは、バターや衣類、個人的な持ち物など、様々なものを収納するための日用品としてスウェーデンの各地で作られていました。
この木箱の場合、元々の木箱の蓋(おそらくベースと同様の旋盤製)が壊れてしまったのでしょう。そこに、当時の職人が身近で一般的だったスウェープアスクの技術を用い、代替の蓋を製作したと考えられます。これにより、一つの箱に異なる時代の必要性や技術が共存する、独特な風合いと歴史が刻まれました。
特徴
特筆すべきは、旋盤製の下部とスウェープアスク製の蓋、どちらの内側にも類似した美しい赤色の彩色が施されている点です(※内側の赤色に関する情報は、提供された歴史資料には記載されておらず、本品の固有の特徴です)。この赤色は、かつてこの箱が大切に使われ、彩られていた名残かもしれません。
サイズは、旋盤製の下部が直径約8.5cm、そしてスウェープアスク製の蓋は直径約9.7cmです。全体高さは約4.9cmで、直径7cm、高さ3cm程度の小ぶりな物、例えば小さな「おちょこ」などを収めるのにちょうど良いサイズ感です。スウェープアスクは、個人の所有物や裁縫道具などを入れるためのシンプルな入れ物としても使われていました。
異なる技術と歴史が織りなすこの木箱は、単なる古い道具ではなく、使い手の工夫や職人の技術、そして時代の流れを感じさせる、ストーリーのある北欧古民藝品です。アンティークやフォークアートのコレクションに、またお部屋のディスプレイに、特別な存在感を添えるでしょう。
商品詳細
•国: スウェーデン
•年代: 19世紀
•サイズ: 約 Φ9.7㎝ (蓋の直径) 高さ4.9cm
•素材: 木材
•状態: [アンティーク品としての状態を記載 - 例:時代の使用感や傷が見られますが、構造的な問題はなく、アンティーク品として良い状態です。画像をよくご確認ください。]
レビュー
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